天保異聞 妖奇士 第20話「不忍池子守唄」

説二十「不忍池子守唄」

本物の武士なんて幻のようなもんかもしれねぇ――。

往壓と一緒に異界に行っ刀は、妖夷と化した。
それは竜導家を守るもの。家を捨てるものを許さない…

武士は、家を守るだけのもの?
25年ぶりに家に帰った往壓が選んだ決断は――。

往壓の家に関わるエピソード完結編。
…次エピソードが最終章になるのかな。


25年ぶりに帰った往壓を向かえた母・徳。
どうやら年のせいで往壓を養子で入った義子と勘違いしている?

養子に入った前原という男は、鳥居が紹介した者。
鳥居は、幼少のころより往壓を気にかけていた?
異界に行き戻った往壓の力に注目していたからか…

前原が家を出たので、父は往壓に戻るように諭す。
家を継ぐものが無ければ取り潰されるからと。

拒絶する往壓だが、家に来た鳥居は奇士に戻るように言う。

「おヌシにはしなければならぬことがある! 

 異界に連れ去られて、無事戻って来た子供はおヌシ1人…
 それは、おヌシが選ばれた者であることの証だ。」

徳川を救う者になると言う鳥居に、往壓は家に残ると反抗。
家の当主は自分と鳥居を追い返す。
 

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天保異聞 妖奇士 第19話「三人往壓」

説十九「三人往壓」

私は、もう…竜導往壓じゃない――。

人は、自分自身に出会っては行けない。
もし出会った者は消えることになるから…。
ドッペルゲンガー。それは、呪われたもう一人の自分。

往壓を名乗る偽者登場!
謎を追い往壓は、25年ぶりに家に還ることに。
どんだけ長い家出ですか!?(違)

元閥、ホントに男のカッコでトコロテン売ってるよ(笑)
武士のなりをした『往壓』の噂を聞く。

同じころ、宰蔵も橋から刀を捨てる男を見る。
「私は、もう…竜導往壓じゃない」

時ならぬ強い雨に、宰蔵はのその男の姿を見失う…

『往壓』と名乗る者は、他にも出没してるらしい。
鰻の食い逃げ容疑がかかる往壓(笑)
でも、往壓は朝からアビと妖夷の肉を干物にしてたアリバイがある。
…ってか干物にするとウマイのか(笑)

偽物の正体を確かめるべく、小笠原は往壓の生家に向かう。
25年前、家を捨てた往壓は、帰りたくないと駄々をこねます(違)

往壓が家を出たのは、竜導家を継ぐのに疑問を持ったから。

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天保異聞妖奇士 第18話「漂泊者の楽園」

説十八「漂泊者の楽園」

お前は山の民さ。たとえ古き民がひとり残らず消えても――。

山の民の自由に憧れた米吉…
山の民の生活から逃げたニナイ…
永久に漂白する者――それは縛られた者の見る夢か。

アビとニナイのエピソード完結編。
ニナイを探すため山を捨てたアビにとって辛い結末です(><;)

鳥居を狙った山崎屋と山の民。
だが、それを見越した放三郎たちによってその策略は破れる。

放三郎にしても、学問の自由すら弾圧する鳥居は許しがたい。
救いたかったのは弾圧される者――古き民たちのように迫害されるもの…

異界から現れたニナイは、アビも異界に誘う。
往壓が漢神を取りだそうとしてもニナイからは取り出せず逃げられる…。

ニナイは、異界を垣間見て、山の民の生活から逃れ異界に身を投じた。
山の民に憧れた米吉は、於偶と去ったニナイに出会った。
そこで米吉が拾ったのが、ニナイの漢神を封じた石と小さな妖夷。
山崎屋は、その妖夷を山の民のエサにした。それが涙孥…。

涙孥は、ニナイと於偶の間に生まれた妖夷!?

山崎屋は、古き民を神の末裔と信じた。
しかし、かつて朝廷に制圧され、捕らえられて全国に散った蝦夷の子孫。
それが山の民たち…それが真実。

里の民がが憧れるような”漂泊者の楽園”など幻想。
山の民は生活するので必死。そこは地獄だとアビは米吉に言い聞かす。

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天保異聞 妖奇士 第17話「幽世」

説十七 「幽世(かくりよ)」

どこにでも生きられるってことはどこにも家がない…
帰る所もないって事だ――。

山崎屋の主・成川の真の狙いは、鳥居を排除することだった。
古き民を、かつて国を治めた国神の末裔と信じる成川。
この世を八百万の神の世界に戻すことを企む――。

姉ニナイを探すアビの話の続きとなります。
宰蔵&元閥コンビが笑えます^^

山崎屋で用心棒をしていた宰蔵と元閥。
部屋で妖夷を見るが、その直後、古き民らしき者たちに捕まえられる。
そして、妖夷の肉を食べさせられる。

山崎屋の主・成川は国学に傾倒し、古き民こそが神代に国を治めた国神の末裔と信じていた。
妖夷の肉で縛った古き民によって体制の転覆を企む。
機の民の「気砲」で狙う相手は、改革で圧政を強いる鳥居だった…

マスラオから、山崎屋が「気砲」を買っていたことを聞き出したアビたち。
その山崎屋で探す姉ニナイがいたと聞き、アビは山崎屋に向かう。

マスラオは、狂斎やアトルと酒を飲み交わしていた。
土地に縛られない山の民に憧れる狂斎。
それを聞いたアトルは、大杯にナミナミと注がれた酒を一気に飲み干し、

「どこにでも生きられるってことはどこにも家がない、帰る所もないって事だ」

住む場所を追われ海を渡ってきたアトルには、狂斎の考えは賛同できなかった。
って、未成年のアトルは酒飲んじゃだめだし(笑) そのまま倒れてるし(^^;

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天保異聞妖奇士 第16話「機の民」

説十六「機の民」

国の支配を受けず暮す、まつろわぬ民。
古き民とも呼ばれるかれらにとって妖夷は地の神であった。
アビは機の民のマスラオと再会するが…

機の民マスラオ登場です。
『機巧奇傅ヒヲウ戦記』の同名キャラとの関連が興味深いです。

勘定奉行の跡部良弼が銃撃される事件発生。
次に阿部が狙われるかと捜査を開始する奇士たち。

アビは、宰蔵の扇子のからくりを工夫した蓬莱村から来た機の民マスラオと再会。
マスラオは、同じ古き民なのに、地の神を妖夷として倒すアビに怒り襲いかかる。
抵抗できないアビは、馬七に乗り駆けつけたアトルに救われる。

奇士達は跡部の襲われた事件について話す。
銃撃された時、銃声もしなかった…使われたのは特殊な銃か?
また、薬種問屋『山崎屋』で洋学嫌いの狼藉者が現われている。
同一犯人かと、元閥と宰蔵が山崎屋へ。
往壓、アビ、放三郎が次に狙われそうな阿部の護衛に向かう。

阿部屋敷で護衛しているとアトル連られて狂斎もやってくる。
見えない狙撃者に興味をもつ狂斎。

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